原作シリーズの累計発行部数が350万部を突破した、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』というタイトルのアニメの通称『はめふら』のテレビアニメ2期の制作が決定しました。2021年の放送予定となっています。
本記事では、こちらの作品の原作ストックや1期での円盤の売上、制作会社の状況等を踏まえて、2期決定の理由や2期の放送時期について考えていきます。
『はめふら』2期制作決定について
1期を全部見ました。カタリナは魅力的だったなぁ、2期も期待!#はめふら pic.twitter.com/0ykcHci0AR
— うるまさ@エンジニア (@lughshot) September 4, 2020
『はめふら』のテレビアニメ1期が2020年の春シーズンの作品として放送されていました。
その1期の最終話の最後に、2期の制作決定を告知するCMが公開されました。
2期決定に喜びの声が多くみられました。
はめふら見終わったけど2期制作決定してたのは嬉しすぎ
— キャンペーン応募アカウント改二 (@pastel_bullet_) August 30, 2020
アニメはめふら面白くて一気見してしまった
来年2期もあるみたいだし楽しみ— えもえもん (@emoemon0604) August 28, 2020
あーやっぱ、#はめふら 大好き😘😘
早く2期見たいし、お絵かきしたい‼️🥰🥰🥰— Butterfly🦋アニメ・ゲームアカ (@Butterfly_anige) August 26, 2020
『はめふら』2期の放送時期について
はめふら2期いつだろう… pic.twitter.com/MPXMqaFdDY
— のんのん (@DUL99zipD8dj1tL) September 2, 2020
原作ストック
一迅社文庫出版のライトノベルが原作のこの作品ですが、現在9巻まで原作が発売されています。原作の発売のペースとしては、最近は1年に2冊新刊が出るかどうかといった感じです。
アニメの1期のストーリーは原作とは流れがかなり異なって、原作の2巻までが全部と5・6巻の一部、それ以外はアニメオリジナルのストーリーで展開されました。原作の発売ペースはゆったりとしているものの、アニメオリジナルストーリーを織り交ぜる構成で2期も制作するとなると、現在の原作のストックでも2021年の放送は可能と言えます。そのため、2021年に2期の制作が決定したと考えられます。
5・6巻の一部のストーリーを採用するといった変則的な構成の仕方であることから、2期のアニメのストーリー構成も予測しづらくてわくわくしてきますね。
円盤の売上
一般的にアニメ作品の円盤売上が4,000枚を超えると制作側に利益がでると言われています。
2020年の春アニメの中では1巻の円盤の売上が5,493枚とソーシャルゲームで人気の『プリンセスコネクト! Re:Dive』に続く2位という記録を出しています。そこを加味して2期の制作が決定したと考えられます。コロナ化で経済が縮小する中でこの売上を叩き出すのは流石ですね。
ちなみに同じ1巻で約5,000枚を売り上げて2期を制作した作品の例を挙げると、『僕のヒーローアカデミア』などがあります。この作品は1期が2016年の春アニメとして放送され、その一年後に2期が放送されました。
同じ流れを辿ると、『はめふら』の2期は2021年の春アニメとして2期が放送される可能性があると考えられます。
SILVER LINK.の現状
では1期のアニメの制作会社の『SILVER LINK.』の現状はどうなのでしょうか。
『SILVER LINK.』の代表作は『のんのんびより』や『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』などが挙げられます。現状は2020年夏放送の『魔王学院の不適合者』の制作も全話分完了し、来期には『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』の放送が決まっている状況です。
毎期1作品はアニメ制作を行っており、1か月ほど前に朝日放送グループの子会社になることが決まって社内での状況は変わるとは思われますが、コロナの影響でアニメ制作が円滑に行いにくいことを考えると2021年の春アニメとして放送される可能性が高いと考えられます。以前まではコロナの感染がそこまで活発化していない時でもアニメの延期が多発していましたが、最近は安全に十分に配慮してアニメ制作するスタンスに変わりつつあるので、『SILVER LINK.』の冬アニメの担当作品がまだ決まっていないことから、早ければ2021年冬アニメとしての放送も可能なのではないでしょうか。
まとめ
本記事では、『はめふら』の2期制作が2021年内に決定という公式の情報の根幹となる要因や2021年に放送開始するとして具体的にいつ頃放送できるかについて分析してきました。
原作ストックとしてはアニメオリジナルを豊富に採用する少し変わった構成のストーリーが1期で描かれたことから、2期をすぐ制作するのに十分な量だと言え、円盤の売上としても2020年春アニメでは2位の売上を叩き出し、同じ継続作品かつ同等の円盤売上を記録した『僕のヒーローアカデミア』が1期放送の1年後に2期の放送をしたことから、2021年の春アニメとしての制作が濃厚だと結論付けました。
アニメ1期の制作会社だった『SILVER LINK.』は秋アニメの制作までは具体的に決まっていますが、それ以降は公表されていないため、『はめふら』の2期に舵を切ってもおかしくないことが2021年の春頃に放送するだろうという予想を助長してくれていると考えられます。
『はめふら』の2期のアニメの放送が今から楽しみですね!