異世界転生アニメの中でも特に人気が高い『リゼロ』こと『「Re:ゼロから始める異世界生活』。
アニメ1期の盛り上がりと比べても、2期はさらに怒涛の展開になっていますね。
そんな『リゼロ』2期 第29話のネタバレと感想をまとめました。
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『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第28話の振り返り
「聖域」へと向かう途中、突如魔女の茶会の場に召喚されスバルを待っていたのは、自らを「強欲の魔女」と名乗る少女、「エキドナ」であった。
そこでお茶が冷める前に席に着くよう促されたスバルは、実はエキドナの体液である「ドナ茶」を一気飲みしてしまう。
エキドナの話で、ここが聖域だと知ったスバルはエミリアと合流するために早くここから出してもらおうとする。
エキドナは渋々スバルを帰すことにしたが、最後に「聖域の試練に挑む資格」を与える。
茶会から元の世界に戻ってきたスバルはガーフィールと接触し、ガーフィールを加えて聖域内にいるロズワールの下へ向かう。
屋敷に着いてラムと合流しロズワールに会いに行くと、包帯でグルグル巻きになったロズワールがそこにはいた。
ロズワールから、聖域とは魔女エキドナの最期の場所であると説明される。
そして、暗い雰囲気の漂うこの場所はロズワールにとっての聖域という意味であることがわかった。
続けて聖域はエキドナの結界によって守られていたこと、結界の中に入った混血の人間が外に出るには「墓場の試練」をクリアするしかないことが伝えられた。
監禁状態のアーラム村の人々を助けるため、エミリアは墓場の試練に挑戦する。
墓場の試練に挑戦したエミリアが倒れているのを見つけたスバルがそばに駆け寄ると、
同じように倒れ、スバルも墓場の試練に挑むことになる。
『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第29話のあらすじ
菜月家
突然倒れ、目を覚ましたスバルの前に広がったのは、元の世界での自分の部屋であった。
起きてすぐ、突如父である賢一にボディプレスを食らった。
そして、そんな様子を何事もないかのように見ながら、母である菜穂が朝ごはんに呼びに来た。
朝ごはんを済ませるが、その後スバルは学校へは行こうとせず、昼まで寝ると言い、
もう8時だから仕方ないと思い、気持ち悪い感覚に襲われつつも学校を休み部屋に戻ろうとした。
その様子を見て、父の誘いで親子で散歩することになる。
スバルと父
平日の朝から外を歩いている時に父の知り合いに声をかけられると、
学校を休んでいるところを他人に見られたことで、
自分のどうしようもなさを感じその場から逃げてしまう。
公園のベンチで休んでいると、やけに父がしつこく好きな人がいるかと聞いてくるため、
なぜそんなことを聞くのか問うと、スバルの顔つきがマシに見えたからと言った。
スバルは、俺は何も変わってないしこのままでいいと言うと、また苦しみが襲った。
その時、「大変だったね」と言うエミリアの声がよぎり、全てを思い出して涙が溢れた。
そして父に向かって、「好きな人できたよ。だから、俺はもう大丈夫だ」と胸を張って答えた。
菜月昴の過去
スバルは昔から運動も勉強も人並み以上にこなしていた。
「やっぱり、あの人の子だな」と周囲から評価されていた。
しかしいつからか一番が取れなくなっていき、次第に勉強や運動で一番を取ることよりも、人を笑わせることの方が大事だと考えるようになった。
周囲の人間とバカをどんどんしていったが、少しずつ大人に成長していく周囲の人間が少しずつスバルから離れていくようになり、気づけばスバルの周りには誰もいなくなった。
そこで自分は特別な人間でないことに気づき、中学では波風立てることなく過ごし、高校でも失敗した結果、不登校になった。
周りの「やっぱり、あの人の子だな」と言う期待と、こんなダメになったにもかかわらず、変わらず接してくれる両親にどうして叱ってくれないのかという気持ちに心が折れた。
父に、「お前なんか俺の子じゃない」と言って欲しかったと言った時、レムの「諦めるのは簡単です。
でもスバルくんには似合わない。レムは、スバルくんを愛しています。ここから始めましょう。
一から。いいえ、ゼロから!」と言う言葉が蘇った。
その話を聞いた父は性根を叩き直してやろうと思ったが、その必要がないことを察した。
好きな人ができ、好きだと言ってくれる人もできたとスバルは言った。
続けて、「その人たちは、俺が菜月賢一の息子だって知らない。
その人たちの前では俺はただのナツキスバルだ。
いや、誰の前でも俺は菜月昴だった。それがようやくわかった」と言った。
父の将来は俺たちを養ってくれよと言う言葉を聞いたスバルは涙し、おそらく異世界から帰れないことを頭では何となくわかっていたが、改めてそのことを痛感した。
涙するスバルを抱きしめる父は、別れ際にエールを送った。
スバルと母
帰宅したスバルは母に学校へ行くと言うと、コンビニへ行くといい母が同行してきた。
父との話の内容を軽く母にも言うと、スバルのことはよく見ていたし自分がどうにかしようとすると余計にダメになっていたから何もしなかったけど、自分ではない誰かが何とかしてくれたのならその人に感謝しなさいと伝えた。
スバルは母にもしばらく会うことができないことを伝えると、両親に何もできていないことをまた意識し泣いてしまった。
母は「何かして欲しいから産んだ訳じゃないんだよ?何かしてあげたいから産んだの」と伝え、行ってらっしゃいと言いました。
スバルは、笑顔で「行ってきます!」と手を振りました。
学校のドアを開けるとエキドナが教室におり、「思っていたより早く着いたね。
過去と向き合う時間は、君に何をもたらしたかな?」と言った。
『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第29話の感想(ネタバレあり)のまとめ
スバルは、「やっぱり、あの人の子だ」という言葉が自分を苦しめる言葉となり、それまでと同じように親を見ることができなくなっていったために、親の愛に気づけなくなっていったのでしょう。
親の気持ちを考える余裕のなくなっていたスバルは、ダメな自分を叱って俺の子ではないと言って欲しかったと望んでいましたが、異世界でエミリアを好きになり、レムがスバルを好きになってくれたことで、愛について知ることができたから親の愛を知ることができるようになったのではないだろうかと考えられます。
スバルがうまく過去と向き合うことができましたが、試練に挑戦するとアーラム村の人々に宣言したエミリアは試練を乗り越えられるのか注目ですね。