『リゼロ』こと『Re: ゼロから始める異世界生活』は長月達平のライトノベルを元にアニメ化されたものです。
今現在シーズンは2まで放映され、新しい映画も2019年冬に公開されるなど、高い人気のあるアニメです。
今回は、『リゼロ』の中でも第34話に関してお話します。
見どころ、あらすじやネタバレも含むので、まだネタバレは見たくないという方はご注意ください。
Contents
『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第33話の振り返り
『リゼロ』2期 第33話「命の価値」は、スバルの救出劇から話が始まります。
オットーに助けられたスバルは、ロズワールから派遣され助けに来たというラムと合流します。
そのまま逃げれば良いものを、スバルはどうしてもロズワールに会いに行く必要があると言い、二人の制止を振り切り、ロズワールに会いに行ってしまいます。
スバルはロズワールの口からベアトリスに関する真相を確かめる必要があったのです。
ベアトリスの謎が解けたスバルは、いよいよ逃げ出そうとしますが、運悪くガーフィールに見つかってしまいます。
すると、突然雪が降りしきる聖域にスバルは移動させられていました。
何が何だかも分からないうちに聖獣に襲われてしまうスバルは、そのまま無残に食い尽くされ命を落とすのでした。
半狂乱で「死に戻った」スバルは再びエキドナとの茶会に招かれていました。
ここでようやくスバルは自分の身に起きている出来事を初めて口にするのでした。
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『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第33話のあらすじと考察をまとめました【ネタバレ注意】
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『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第32話でベアトリスが福音書を持っていた理由と考察
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『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第34話あらすじとネタバレ
兎のような謎の獣に襲われ命を落としたスバルは、半狂乱で「死に戻り」ます。
最初目を覚ましたところは横たわるエミリアの傍らでしたが、近くの硬い石に頭を打ち続けているうちに、エキドナの茶会にまたまた移動していました。
全てを悟っているであろうエキドナを前にしたスバルは、遂に自分の能力についてエキドナに話をします。
これまで決して口に出来なかった究極の秘密を打ち明けるうちに、スバルの目には熱いものが込み上げてきていました。
スバルの話を注意深く聞いていたエキドナは、スバルの蘇りの能力について、その原因や能力の秘密は全て嫉妬の魔女と関係があると言います。
自分の能力が故意に与えられたものだと知ったスバルは、その力を与えた張本人、嫉妬の魔女を倒すと心に決めます。
そして、自分を襲った聖獣が何だったかもエキドナに問いただします。
エキドナは、三大魔獣の一つ、大兎に襲われたのだろうと言います。
スバルは大兎の創造主である魔女、ダフネに会うべく、エキドナに協力を仰ぐのでした。
#リゼロ 34話
今回も面白かったですね~(o^^o
エキドナの計らいで暴食の魔女ダフネに会うことができ
大兎についての情報を聞き出すことに成功するも
あんな少ない情報でほんとに大兎を倒すことが出来るの?
な~んて思ってたら更に凄い展開が待っていてビックリ!
↓つづく#rezero pic.twitter.com/zJiquOFOjn— ヤマザクラ@ゆゆゆ好き (@Miu_huurinji) September 2, 2020
スバルの能力の全貌が徐々に明らかに!
スバルは、初めて自分の能力について語り、エキドナから自分の能力に関する情報を色々手にします。
・「死に戻る」回数には制限はないであろうということ
・この能力は誰かを救うために与えられたものではないということ
・スバル自身は運命をやり直すことができる
以上が、今回のお茶会の席で明らかになりました。
自分にはセカンドチャンスの能力がありながらレムを救うことができなかったということに深い後悔の念を募らせていたスバルは、この事実を知り少しばかり心の重荷が減ったのと同時に、この能力を与えた人物により強い殺意を抱くのでした。
「なぜこの能力を与える人物にスバルが選ばれたのか」という疑問に対しては、どうやら恋心が関係しているようだということも分かってきました。
つまり、嫉妬の魔女がスバルに恋をし、恋人を死なせないためにこの能力を与えたということなのでしょう。
今後のストーリー展開で、スバルの能力についてはよりはっきりしてくることでしょう。
注目していきたいところです。
#リゼロ 34話
魔女が次々とw拘束されてるってことはコイツが1番ヤバいんだろうな。兎が白鯨の同類って予想当たってたw
現実世界に現れたサテラ。イヤホンヤバかった。屋敷に向かうのはスバルに対する嫉妬かな?
ロズワールが持っていたのは福音書?「次」と言ってたということは死に戻りを知ってる? pic.twitter.com/4muViZ0Kaa— ぷらむ (@plum_osaka) September 2, 2020
『Re: ゼロから始める異世界生活』2期 第34話で魔女と魔獣のおさらい!
『リゼロ』第34話は比較的魔女の話題が多い印象を受けました。
魔女たちの関係、魔女と魔獣(聖獣)との関係など気になる点も多くなってきたところで、一度整理しておきましょう。
#リゼロ 34話見た!
ヤバい!エキドナ回だ!😍
表情が意外と豊かで可愛い過ぎるゾ❤️
エキドナから聞く新たな事実
死に戻りに回数制限はおそらく無い事
スバルに死に戻りの力を与えたのは嫉妬の魔女
それはスバルを死なせない為の力#rezero pic.twitter.com/lZuzKbsXYG
— Taka’Outrider’Okamura (@OkamuraTaka) September 3, 2020
嫉妬の魔女と6大罪の魔女姉妹
嫉妬の魔女(サテラ)
怠惰の魔女(セクメト)6大罪の魔女姉妹の長女
憤怒の魔女(ミネルヴァ)6大罪の魔女姉妹の次女
強欲の魔女(エキドナ)6大罪の魔女姉妹の三女
色欲の魔女(カーミラ)6大罪の魔女姉妹の四女
暴食の魔女(ダフネ)6大罪の魔女姉妹の五女
傲慢の魔女(テュフォン)6大罪の魔女姉妹の末っ子
「6大罪」というくくりは非常に興味深く、本来は「7大罪」であったはずです。
因みに「7大罪」というのは、嫉妬・怠惰・憤怒・強欲・色欲・暴食・傲慢の7つの罪を指して言います。
元々は6姉妹ではなく7姉妹だったのでしょうか?
これだけ話題性もあり、姉妹数も多ければ、魔女の話だけで十分前日譚が成り立ちそうですね。
魔女はこの他にも虚飾の魔女(パンドラ)などがおり、ストーリーが進んで行く中でまだまだ増えそうな気配があります。
6大罪の魔女姉妹の名前にも注目!
余談になりますが、6大罪の魔女姉妹に付けられた名前の由来をご存知でしょうか?
長女:セクメト(怠惰の魔女)
「セクメト」は古代エジプトの女神の一人で、殺戮の女神とも呼ばれていました。
「怠惰」と「殺戮」という全く異なる要素を持つ長女は、6姉妹の中でも最強の魔女と言えるかもしれません。
次女:ミネルヴァ(憤怒の魔女)
「ミネルヴァ」はよくある名前ですが、ローマ神話に登場する女神の名として広く知られています。
叡智、医学、芸術、学問、魔術などを司ることで知られ、学問の象徴などで用いられることも多いです。
三女:エキドナ(強欲の魔女)
「エキドナ」はギリシャ神話に登場する不死の怪物で、全ての怪物の母とも呼ばれる最強の怪物です。
上半身は美女、下半身は蛇、背中には翼が生えた姿をしているとされます。
もし、強欲の魔女エキドナの真の姿がそんな化け物みたいだったらゾッとしてしまいますね。
四女:カーミラ(色欲の魔女)
「カーミラ」は女ヴァンパイアとして知られています。
同性愛者であったという点を踏まえると、もしかしたら色欲の魔女カーミラにもそういった要素が与えられているかもしれません。
五女:ダフネ(暴食の魔女)
「ダフネ」はギリシャ神話に登場するニンフで、エロースのいたずらでアポロンに追いかけるうちに月桂樹に身を変えて貞操を守ったことで知られます。
しかし、ギリシャ神話に登場するダフネには魔女的な要素は見られないので、他の神話などに登場するダフネが、暴食の魔女ダフネのモデルになっている可能性も否めません。
もしくは、若い身空で月桂樹にならざるを得なかったダフネの悲劇や悔い、恨みといった気持ちが暴食と言う行為の原動力になっているのかもしれません。
六女:テュフォン(傲慢の魔女)
「テュフォン」は別称テュポン、テュポーンなどで知られるギリシャ神話の最強怪物で、あの全知全能のゼウスを一度は負かした経験すら持つ強者として知られています。しかも、テュフォンの妻はなんとあのエキドナ(全ての怪物の母)であり、二人で沢山の怪物を生み出したそうです。
『リゼロ』の三女エキドナと六女テュフォンの間にも何か特別な関係があるのでしょうか、気になるところです。
6姉妹の名前に注目すると更に色々なことが分かりました。
名前と六大罪の関係性にもまだまだ釈然としない点があるので、ストーリー展開と共に「6大罪の魔女姉妹」にも注目していきたいところです。
三大魔獣
今回スバルを襲った謎の生物(獣)は三大魔獣の一つ大兎だったと言われています。
三大魔獣とは、今から遡ること400年も前に暴食の魔女(ダフネ)が生み落としたものだと言われています。
ダフネによると、人々を飢餓から守るために聖獣を生み出したと言っていますが、その説は未だに誰にも受け入れられていません。
因みに三大魔獣は、
大兎
白鯨
黒蛇
だとされています。
大兎以外の獣に関しては、今のところはっきりしていないのでその能力や外見は分かりません。
しかし、大兎に限っては、「全ての人を喰い尽くす」ことだけを使命として生きているため、人と認めたものに関しては群れで襲いかかり、全てを喰らい尽くしてしまうのだと言います。
そんな大兎に襲われたスバルの最期の姿は、恐らく骨すらも残っていなかったのではないかと想像するだけで身震いが起きてしまいます。
大兎は可愛らしい顔をしているだけに、より恐ろしい存在なのです。
#リゼロ 2期9話(34話)見ました。
大兎、英語版では「Great Rabbit」というのだそうです。
「多兎、転じて大兎」という日本語独特の表現を「グレートなのはサイズじゃない。数だ」と上手い具合に言い換えた秀逸な英訳だと思います。グレートなんて言われて、兎さんたちも喜んでいることでしょう。 pic.twitter.com/eRQQIMxQxm— 藤吉太郎 (@Fujiyoshi_Taro) September 4, 2020
おわりに
いかがでしたでしょうか。
『リゼロ』第33話ラストで衝撃的な死に方をするスバルですが、ご丁寧にそのシーンは『リゼロ』第34話冒頭にも登場します。
こんな死に様は『リゼロ』の中でももっともエグく、酷いものだったと、視聴者は一様にショックを受けたようです。
そして今回は魔法繋がりで魔女の登場シーンも多く、なんだかんだでスバルは守られているのだなと感じられる回となりました。
魔女は姉妹も多く混乱しがちですが、本記事で魔女についても簡単にまとめているので、参考にしてみて下さい。
エミリアとスバルの関係はどうなるのか、スバルと魔女たちの関係はどうなるのか、スバルと嫉妬の魔女との関係はどうなるかなど気になるところ、見どころがまだまだこの先出てくることが予想されます。
見落とさないように、エピソードを毎回チェックしていきましょう!