2001年にテレビアニメとして放送された『フルーツバスケット』。こちらの作品がリメイクされて2019年に1期が放送され、2020年の春から2期が放送されています。
本記事では、『フルーツバスケット 2nd Season』の22話のあらすじや感想についてまとめていきます。
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『フルーツバスケット 2nd Season』22話のあらすじ(ネタバレ注意)
【PASH!+】アニメ『フルーツバスケット』2nd season第22話:由希が透に求めていたこととは?一方、透は意地悪な姉役に苦しみ…https://t.co/GTMwzSgdN0 #フルーツバスケット pic.twitter.com/Fzz17WrDUM
— PASH!編集部 (@magazine_pash) August 28, 2020
透に母性を求めていた由希
テント暮らしをしていた透と由希が出会った時、既に由希にとっては透が特別な存在のように感じていたため、人助けという気持ちに関係なく家に迎え入れたのだった。
資料室に閉じ込められた時、誰からも必要とされてこなかったと感じていた由希は、自分の弱みとなる部分などのすべてを受け入れて何でも話を聞いてくれる母親のようなものを感じる透に、恋心とは違う母性を求めていたことに気づいた。しかし、その気持ちをうやむやにはしつつもどこか恥ずかしいと感じていた由希は、男のように振舞っていた。
同じ学園の友人の翔にそのことを打ち明け、抱えていた気持ちを話すことで、透から独り立ちすることを決意した。
思い込みの激しい夾
文化祭で劇をやることが決まっていたため、透と夾が玄関で台本について話し合いをしていると、由希が夾に帽子が今日子の手元にあることを伝えた途端、夾は苛立ち始める。彼はその帽子に大切なものを感じていた。
文化祭での劇の練習が続く中、練習をやたらとサボる夾を由希が連れ戻そうとした時、思い込みの激しい夾は由希に何もなくてないものねだりをすることしかできないやつの気持ちなんてお前にはわからないと不満をぶつけ、苛立ちから窓ガラスを割ってその場を立ち去った。
透は教室で夾を待っていた。その様子を見た夾は、透の肩に自分の頭を乗せて、「しょうがねぇ、観念するか」と一言つぶやくのだった。
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『フルーツバスケット 2nd Season』22話の視聴者の感想
「フルーツバスケット2シーズン」
アニメ22話感想。
由希王子のモノローグからの、翔とのやりとりがよかった。
透ちゃんへの想いは大切だけど、ってところがねー。
恋人に母性を求めるのもふつーって言ってるけど、それは女性からするとどうかなーって気がする。— 水無月彦丸@ティアラ・ロウ (@hikomaru_37du) September 4, 2020
#フルーツバスケット 2nd
21〜23話
無償に降り注ぐ母親の様な愛情に恋を見出すこともあるだろうけど、そこに「自分だから必要とされる理由」はないんだと、大事な事に気づかされた。そうだね、それはとても寂しい。必要とされたいという感情はとても尊い。
当時はわからなかったけど、やっとわかった。— ゆきね@ぼちぼち再開 (@NettoKa) September 13, 2020
『フルーツバスケット 2nd season』22話。由希から見た夾と透。無償の愛をくれた大切な透に幸せになってほしい由希。相手の幸せを願う場面でこんなにスッと心に入ってくることない。由希の心が素敵。今度は夾が前に進む番だよ。今日子さんの呪縛にヒッとなったけど。夾の王子様が楽しみ!!!
— sui (@b_b_scarlet) September 5, 2020
これまでのストーリーを含め、22話では由希が自分の気持ちと向き合う重要な回となり、そこから恋心と母性について考えるような意見が多数見られました。
そして、自分の気持ちと向き合うことのできた由希に続いて、夾も自分の気持ちに向き合えるように応援するコメントもありました。
『フルーツバスケット 2nd Season』22話の筆者の感想
『フルーツバスケット 2nd Season』の22話は由希と夾の2人の気持ちが揺れ動くそんな回となりました。
由希は幼少期に母親に道具として扱われて、誰からも必要とされなかったことで、生きる意味を見失っていました。そのつらさを優しく包んでくれたのが、透の母親のようなすべてを包み込んでくれる優しさ・温かさでした。
本当の母親の温かさを知っていれば、それが母性だと区別することができましたが、それを知らない由希だったから、なかなか恋心と母性を区別することができなかったのでしょう。それに、透と仲のいい夾が傍にいたからなおのことその区別できない状況を悪化させていたのではないでしょうか。
無事に恋心と母性を区別できるようになった由希が今後どう透と接するようになるか気になるところですね!
夾は昔から由希をライバル視しており、由希がスポーツ万能でファンクラブも存在するほど人気のある人だったため、余計に自分とは違う多くのものを持っている人だと感じていました。そんな由希にも夾には自分を抱きしめてくれるような師匠の存在がいることに理不尽さを感じていて、夾はその気持ちに気づきませんでした。そのため、思い込みが激しく、由希はなんでも持っているのに自分には何もないし、これまで頑張ってきたのに何も得られていないという思いこみの激しさが生まれてしまっています。
思い込みの激しさというのは場合によっては、ひとつの病気の症状としても考えられてしまうため、なかなか根強いものかもしれませんが、夾がこの気持ちを乗り越えられるか注目が集まりますね!
2期も終盤に差し掛かっている『フルーツバスケット』の待ち受ける最後の展開がとても楽しみですね!