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映画「天と地と」感想・評価レビュー【人生の壁にぶつかっている人に観てほしい】

こんにちは、今回は「天と地と」を観たのでレビューをお伝えします。

「天と地と」作品紹介

この映画は、監督は角川春樹、音楽は小室哲哉「天と地と~HEAVEN AND EARTH~」で、武田信玄と上杉謙信の川中島の決戦を描いたドラマです。武田信玄役には津川正彦、上杉謙信役には元々渡辺謙が務める予定であったが、急性骨髄性白血病に倒れ降板し、榎木孝明が代役を務めました。見所は上杉軍を黒一色に統一し、武田軍を赤一色に統一し、川中島の戦いで、両軍が激突するシーンを、上空を飛んでいる鳥目線で撮影した様に撮影されているところです。側室を持つ津川正彦の武田信玄は貫禄が大きく、演技も上手い点は面白いです。一方、上杉謙信は不動明王を信仰し、妻をめとらず、洞窟の不動明王の前で、経を唱えているシーンは迫真の演技です。鎧は赤と黒で対称的で、武田信玄と上杉謙信の生き方も対称的な所を二人の俳優が見事に演じ切っており、映画に見入ってしまいます。

また、映画の後半の川中島の決戦のシーンは両軍が赤と黒の鎧に身を固め、馬に乗って、いざ、これから決戦というシーンは広大さを感じます。ロケ地はカナダのカルガリーだった為、エキストラとして雇った下級兵士は実はカナダ人だったのですが、映画では日本人が全てやっている様に感じられます。その決戦で、両軍がぶつかる際、榎木孝明が刀を抜いて、天に刀を向け、「よいか、狙うは信玄の首一つ」と言い、先頭をきって、武田軍に突っ込んでいき、部下たちも武田軍目掛け、突っ込んでいきます。武田軍は上杉軍に向かって、馬を走らせるのですが、丁度、両軍がぶつかる前に、横長に前進してきた武田軍の真ん中が左右に開き、その開いたところを上杉軍が突っ込んでいきます。これがカナダという広大なロケ地で撮影され、しかも、武田分は全て、赤色の鎧で身を固め、上杉軍は黒色で身を固め、このシーンが上空から撮影されたシーンだったので、雄大で、非常に両軍の馬に乗って、走っているシーンは見事なシーンです。信玄と謙信が馬に乗った状態で、刀で戦っているシーンも感動したシーンで、音楽は小室哲哉の曲が流れていて、これまでの、時代劇映画とは一風変わっていて、楽しめて、感動できる映画です。代役に抜擢されたにも関わらず、榎木孝明の上杉謙信は迫力があって、魅力的です。

「天と地と」を見た感想

この映画によって私は、両武将の最後まで諦めないという気持ちを学びました。映画を見て、武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀」という信玄の名言は良く知られたところでしょう。城を築城せずに、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)に住んでいたところは「人は信頼してこそ、尽くしてくれるもの」という信玄の生き方や教訓が映画を見て、再度納得できました。また、「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の旗印は映画の中でも登場し、見事な物であり、その意味を改めて、理解を深め、自分の人生の言葉にしました。また、好きな言葉の一つにもなりました。武田信玄の言葉は人の働きの重要性を説いた格言なので、この映画を見た時は自分もその様な風に人生を歩んでいければ良いと、ずっと思いながら、仕事で困ったときには、試行錯誤をしながら、この言葉を思い出し、自分の教訓にしてきました。この映画のおかげで未だに歴史好きで、「風林火山」も、自分の教訓の名言の一つにやって来ました。また、上杉謙信の生き方にも、感動する処があり、それ以降、不動明王を調べ、心を落ち着かせたい時は座禅を組み、「ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」を唱えて、心を落ち着かせています。

 

この映画を観たことで、映画だけでなく、色々な人の名言を調べ、武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀」の様に、「人とは」ということを考える様にもなりました。仕事でも、中堅、リーダークラスになってくると、人と人の繋がりやgive and take, 助け合いということに目を向け、考える様になりました。子供の頃から、歴史は好きではありましたが、単純に歴史小説を読むだけでなく、優れた武将の考え方等にも注目する様になりました。

私は元々はSFやアドベンチャーやコメディ等の外国映画が多かったのですが、邦画にも目を向ける様に、映画を見るジャンルが広がった様に感じます。また、何事にも、一度は興味を持って見て、トライし、自分に合っていない、あるいは、トラブルが解決できなければ、他のやり方を考えれば良いと前向きになれたのではないかと思います。それは川中島の決戦が何度もあったからではないでしょうか。諦めたら、何もかも終わるが、諦めなければ、それが失敗であっても、まだ、成功に繋がると、自分に言い聞かせる様になりました。

武田信玄の「風林火山」も影響でしょうが、それ以降、孔子や孟子、諸葛亮孔明といった人たちにも、興味を持つ様になり、色々とそういった人の本を読む様になりました。

 

「天と地と」はこんな人に見てほしい

この映画は、歴史好きはもちろん、人生の壁にぶつかっている人に観てもらいたいです。誰しも、トラブルの問題の大きい、小さいはあるものの、何らかの壁にぶち当たってしまいます。人生山あり谷あり、本当にそうであり、谷あり底ありが本当ではと思える時期もあったことは事実です。でも、一回こっきりの人生で平々凡々な人生は面白いでしょうか。失敗したって良いじゃないですか。この映画はそう思わせてくれます。警察沙汰になる様な失敗はいけませんが、会社でプロジェクトが失敗したって、解雇されることはないでしょう。失敗が怖いからとチャレンジすることもなく、平々凡々に毎日をこなしているよりは、そういった苦難を楽しむ心も、ゆとりも必要かなと感じています。確かに身の丈に合ったことをやって実績をコツコツと積み、大きなビックチャンスにチャレンジして、上手く自分の人生を楽しんでほしいと思います。この最近は、自然災害を含めマイナス的な出来事が多いなと感じています。ですがアイデア一つで、ピンチをチャンスにできる時代なので、柔らかい頭で、道を切り開いてほしいと思います。

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